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万年筆雑感

3年目に入り、ラミーのサファリのペン先の調子が悪くなった。

安いスチール製のペン先だったので、私の筆圧に負けてペン先が左右に広がり、超太字になってしまったのだ。

3年間もよく頑張ってくれたんだなと思う。
何本か持っている万年筆の一つのラミーのサファリが、限界となってしまった。

先日、私の万年筆の購入店で、ペン先を個々に合わせて調製して下さる、Pen and messageの吉宗史博 店主に相談して、このようなことが起きない万年筆を調達した。

オマスである。
私の筆圧と使い方を十分に理解して推薦していただいた万年筆である。

手元に届いたが、私の筆圧が強すぎて、ペン先が左右に割れてしまう。
現在、再度調節をして頂いている。

吉宗史博 店長は、私の一番書きまくる、ペリカンのスーベレーンM800のペン先を調節して頂いた。
前のブログでも書いたように、もの凄い書き味がよく、ぬるぬる書ける。肩が凝らないし、力は必要ないのである。

そこで、Pen and message の雑記より、引用する。
なお、引用に対してこころよく許可してくださった、吉宗史博 店主様と、投稿主の佐野達哉 様には、この場で御礼申し上げます。

佐野達哉 様より一部を変更させて頂き引用します。


「スピードにアドバンテージあり」

万年筆には、筆記速度が速いという利点があるように思えます。
例えば、私は、後輩からの質問を受ける機会が多く、書いて説明することがあります。
これを写そうとする後輩は。万年筆を使っている人を除いて皆「速いのでちょっと待ってください」と言います。万年筆を使っている人も「シャープペンシルでは絶対無理やなあ」と言います。

速く書くのには万年筆が良いように思います。摩擦が殆ど無く、撫でるように書くことが
できる万年筆だからこその速度です。
しかし、万年筆を知らない人は大抵、万年筆で書くと遅くなると思っているようです。
使い方が難しいと考えているせいか、あるいは重厚な感じがそう思わせているのでしょうか。
書くぞ、という姿勢を持たなければ使えない、格式張ったものと思われているのも一因かもしれません。
速記には一般に万年筆が使われており(日本の裁判所などでの速記はペリカンの万年筆に限定されていたように思います、思い違いかも知れませんが)、速く書ける、疲れづらいということを前面出せば、別な層の需要が見込めるのではないでしょうか。

万年筆にはたしかにスピードにアドバンテージあるものだと思います。
筆記速度という点で、万年筆に及ぶほど速い筆記具が他にあるのでしょうか。
のことをもっとあちらこちらにアピールすることで万年筆を良いと思う人が増えてくれれば、と思っています。
力を入れず、気軽に万年筆を使う。その姿勢がなければ、万年筆につけられた虚像に惑わされてしまうと思います。

Pen and message
店主:吉宗史博 様
http://www.p-n-m.net/index.html

神戸にあるお店です。


私も同感である。万年筆は書くためのものである。
ペン先が金のものであれば、長持ちするので、その他の筆記具よりもコストパーフォーマンスは、もしかしたらいいかもしれない。

対人関係療法では、ペリカンのスーベレーンM800が活躍している。
患者さんの言っていること、私が喋っていることを一字一句、カルテにそのまま書くことができるのは、この万年筆である。

今やこの万年筆は、私の手となり、患者さんの治療の為に速く書ける筆記具となっている。
私は、この万年筆で、患者さんに対人関係療法をこれからも行っていくつもりである。
何よりも患者さんのために。


メンタルクリニックエルデ 坂本 誠
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国際対人関係療法(isIPT)2011年 オランダ体験記

ようやく落ち着いて、ブログが書けます。

昨年、2011年6月23日、24日に、オランダのアムステルダムで国際対人関係療法で発表しました。

私は、英語が小学生以下なので、水島広子先生の後をずっと付いていきました。
日本人では、ロンドン大学留学中の宋 未来先生、北海道教育大の心理士の三上先生が出席されました。

私の恩師の水島広子先生の英語は、もの凄いです。下手な通訳よりも遙かに凄いです。
水島先生のセッションの発表は、先生が凄い流ちょうな英語でなさっていました。


私の発表は、摂食障害についての研究でした。
6月23日が、ポスターセッション発表の日でした。

受付の女性が、好きな場所を取って良いと言ってくれたので、そこで用意していたら、ポルトガル人の強面のお兄さんが3人来て、「ここは俺たちだ。あっちに行け」と、大きな樹木の裏の場所を指さされました(誰からも何も見えない場所です)。
英語ができないので反論できず(泣)。
受付の女性に、言ったところ、おかしい!? 
結局一番前の良いところを選んでくれました。


学会の参加者のは、まさに対人関係療法家ですね。
柔らかい方ばかりでした。
対人関係療法の創始者のワイスマン博士は、神様みたいに優しい方でした。
マーコビッツ教授は植物的な方で「この写真がどれだけお役に立てるか分かりませんが・・・」と
メールでホームページに載せることの許可を頂いたように、控えめで、
なおかつ気さくな方でした。

あのポルトガル人はどうだったんでしょう、布一枚に20行ほど文字が書いてあっただけでした。


オランダ人は、優しい方が多かったです。
私のドイツ人の友人は、「オランダ人はドイツ語喋れるよ」と言ってましたし、
この学会の会長のオランダ人のマルク・ブルーム教授とはドイツ語で何度もメールのやりとりをしました。
実際お目にかかっても、とてもいい方でした。

しかし、老若何女、英語ばかり・・・・。
ホテルの人や学会の受付の女性がドイツ語で話していたくらいでした。
オランダ人は、英語が凄く上手です。
聞いたところ、母国語でない第2外国語の英語の能力は世界最高とか。


発表はこれにめげず、ドイツ語で発表。
ワインを飲みながらのパーティー形式のポスターセッションでしたので、やるっきゃないと!
ドイツ人の女性の心理士から、Interessant ! と褒められて嬉しかったです。


次の日のセッションは、
私がファンでドイツで対人関係療法を指導している、シュラム教授グループのセッション会場へ。
残念ながら、シュラム教授はご家庭の事情で来られず。
せっかく、本にサインをして頂こうかと思ったのに・・・。


最後に、対人関係療法家は、患者の気持ちを感じ取ることが必要と、この学会で更に学びました。

そして、これからも、対人関係療法に邁進するつもりに更になりました。

私の一般外来では、実は、薬物療法だけではなく、場合によっては、この治療の一部を使っております。

患者さんの気持ちに共感することが大切だと学んだ学会でした。

「音と私」

 私は、子供の頃から音楽は苦手だった。国語も苦手、高校では赤点すれすれだった。英語なんか、中学校の時に、棒で尻を何度も叩かれた。大学でも「もう読まなくて良いです!」と講師に言われた。これは今考えると、トラウマではないだろうか?。トラウマから来るPTSDの患者さんを最近は多く見かける。


私は、マリアンナの前に別な大学に行っていた。そこの英語の教授に「坂本は、ぼけてるからもうどうでも良い!」と、またもやトラウマ・・・・。そこの大学で、たまたま、ドイツ語を取っていた。その講師は「講義に出なくても良いから勉強しろ、試験は頑張ったものが伝わればいい。最終講義の後に記念写真を撮るからこれには出てこい。できるだけ目立つ格好をしたら単位はやる。パンツ一丁でも良い」と親しみをこめて話をしていたのを思い出す。その講師は、今考えると、もの凄く良いドイツ語の発音をしていたと思い出す。


 マリアンナの神経精神科の医局に入った。そこは認知症の大御所の長谷川和夫教授を筆頭に英語での抄読会、学会発表など全て英語で行われ、とても恥をかいた。いくら英語を頑張っても、底辺だ、と。


 奨学金の返済もあり、関連病院に出向した。英語の抄読会の義務から解放された。しかし、これでいいのだろうかと思っていた。そこで、思い切ってドイツ語を始めようと思った。マリアンナのドイツ語教授から、私が教養課程時代、底辺でギリであったにもかかわらず、暖かくしていただいたのを思いだした。
英語で負けるならドイツ語を極めようと思い、大学の坂本先生を訪ねた。先生は、今はドイツ語は確かに医学から離れているけど、ドイツ語は論理的思考を養う。ドイツ人達がノーベル賞をたくさん確保できるには、その言葉が論理的だからなんだ、と仰り、私の背中を押して下さった。今では、ドイツ語から日本語変換をせず、ドイツ語脳が完成するようになった。(まるで神経心理のようです)。ドイツ精神・精神療法・神経科学会(DGPPN)の認定精神科医師も取得できた。


 題名を忘れたが、ある本を読んだ。フランスで絵画美術が発展したのは、その広大な土地と風景によるものだ。ドイツで音楽が発展したのは、訳がある。アルプスから北海まで森が続いてその間は何も見えない。リスがアルプスから海まで森の木の地面に降りないで行けるほど森の国である。その中で人々はどう暮らしたか?狩猟をするにも動物が見えない。人々は生きるためにどうしたか?耳を澄まし動物の音を探り、見えない遠くの仲間に声を届かせなかればならない。そこで、聴覚と声が発達していった。ドイツ人の発音の喉から出る響く声はそこから来るらしい。だから、ドイツは音楽が栄えた、と書かれてあった。


 私は、音楽を演奏するのはできないが、聞くのは好きである。私の耳は、演奏でもちょっとした息継ぎの音にも感動するくらいの敏感な耳のようだ。余談だが、このためオーディオにも凝ってしまった。
ドイツ語の発音に感動するのも、どうやら私の耳にドイツ語が合っていたのだろう。音楽と供に。綺麗な発音をするドイツ女性には色気を感じる。ドキッ!


 最近は、ドイツのPop Musikをよく聞く。die Prinzen, Blumfeldは、お気に入りのグループである。綺麗な音楽とドイツ語に「共感する」。摂食障害の患者さんに対する対人関係療法での「共感する」と同じように。今は、英語のトラウマから抜け出し、逆に摂食障害やPTSDの患者さんに対して自尊心をもたらせ、患者さんのトラウマから抜け出す対人関係療法を日々行っている。


 最後に、いつのまにか、話題がずれて、対人関係療法の話になってしまいました。


nintei.jpg


メンタルクリニックエルデ 精神科・心療内科 坂本 誠

筆記用具について

私は、カルテに書くときに、万年筆を使っている。

最近、電子カルテが流行り、大学病院や大病院では、もちろんのこと、内科、外科、皮膚科、整形外科などの開業医の
諸先生も電子カルテを使っている。

私は、精神科は紙のカルテに限ると確信している。
患者さんの一つ一つの訴えをそのまま書くのが精神科医の役割であると思うからだ。

確かに、電子カルテは、単語や文章を学習すれば、キーワードを打てばすぐに入力できるし電子カルテが学習し進化し、キーワードが増えて更に記録しやすいだろう。

しかし、全ての訴えを詳細に記録することは、電子カルテにはできない。

カルテの記録が簡単になるのは、医師であり、患者さんではない。

私が行っている対人関係療法では、特に紙カルテの大切さが肌で分かる。


患者さんの言葉訴えをそのまま全て筆記するのである。

私の話も全てカルテに書く。1回の面談で12~16ページ分になる。

書きまくるのである。

16回のセッション終了後には2センチの厚さになる。


録音してパソコンに記録するのもいいのかもしれない。

ある先生は、録画を患者さんの了解の元に行っている。
大学病院では、助手の先生に書かせている先生もいる。
しかし、録音、録画は見返すのが大変である。
紙カルテの良さは、読んでその場面を肌で知ることができる。
自分で書いた字の大きさ、太さ、字の間合いは、機械にはできないことだ。

機械ではそのときの臨場感が出てこない。

他人が書いた文字も同様である。

紙カルテと自分の文字で、面接場面の臨場感を肌で知ることができるのだ。


私は筆圧が強い。

このため、ボールペンは使えない。肩が凝り、手首が痛くなるのだ。

病院勤務時代は、水性ボールペンを使っていた。


筆に凝るようになり、知ったことだが、水性ボールペンの正式名は、「ローラーボール」という名前だそうだ。

使い捨てのローラーボールを使っていたのだが、やはり肩が凝る、腱鞘炎になるくらい痛くなる。

いっそ、万年筆はどうだろうかと考え、ペリカンのペリカーノを使ってから、世界が変わった。

毛筆以外に力が必要ない筆の存在を初めて知ったのだ。


その後、万年筆を追い求めた。

しかし、追い求めれば追い求めるほど書き味が悪くなり、しっくり来ない。

更に求めた。

セーラーの細美研ぎ、ラミーのステューディオ、パーカーのソネット、ペリカンの800、セーラーのプロフィット。

自分でもこのブログを書いて赤面するくらいの数である。

しかし、良いものだから書きやすいというのではない、舶来品だから良いというのではない、値段で決まるのではいと、思った。

ちなみに、ラミーのサファリのEF赤は書きやすい。

決して高価な万年筆ではないが、書きやすいのである。


人はそれぞれ書くくせがある。万年筆にも個性がある。

筆圧、書く角度、書く量、書く速度、字の大きさ、綺麗に書く人、乱暴に書く人、横に書く人、縦に書く人、日本語、欧文、さまざまである。


そう思いたどり着いたのが、調製をしたペリカンのスーベレーン800である。

これだけでは実は書きにくい。堅く跳ね返るような衝撃がくるからである。

このためペン先をフランス製のF(細字)に交換し、それを万年筆調製屋さんにお願いして、細く削ってもらった。

この調製をしたペリカンは、カルテに触れただけでインクがぬる~っ、と出る。

とても心地良い。力は全くいらない。

さらさらと言うよりも、ぬるぬる書けるのである。

患者さんの言葉について行けるスピードとなめらかさがあり、疲れない。。

今は、対人関係療法のカルテにはこの万年筆が必須となった。


万年筆は集めて楽しむコレクションではなく、書くものである。

これからも、紙カルテと万年筆を使っていくつもりである。

なによりも、患者さんのために。

アロマテラピー

診察室にアロマオイルを入れました。

配合の仕方で香りは変わるんですね。

落ち着いて仕事ができるような気がします。

川崎市 中原区 武蔵小杉 メンタルクリニックエルデ
プロフィール

Author:エルデ
神奈川県川崎市中原区武蔵小杉にある、メンタルクリニックエルデです。うつやパニック障害に悩む方、ひとりで悩まず、専門医に相談しましょう

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